第4回 英単語は phrase で覚える
第4回 英単語は phrase で覚える
目の前の1冊で、大学も英検も合格しましょう
今回も学校で購入した英単語帳を、大学入試と英検2級の合格に役立てる方法です。
英検2級のレベルは、高校卒業程度、大学入試レベルです(日本英語検定協会HPより)。
大学進学が目的の学科に進学した高校生は、大学入試に必要な教材をすでに高校で購入しており、英単語帳もその一つです。
ですから、手持ちの英単語帳は、大学合格だけでなくそのまま英検2級合格に生かせます。
学校の小テストを真面目に取り組んでいても、英単語をすぐに忘れてしまう人は、前回と今回の説明を実行して合格を手に入れましょう。
英単語は phrase で覚える
phrase とは、言い回し、言葉遣い、表現法のことです。
日本語にも独特の表現がありますが、母国語ですと自然に使えてしまうため気にしていません。
例えば、帽子は「かぶる」、眼鏡は「かける」、靴は「履く」。「身につける」ことを意味する動詞を、当たり前のように使い分けています。
このように、英語にも独特の表現があり、英単語帳にはその情報が載っています。単体の英単語ではなく、phrase でインプットしましょう。
例えば、sympathize (同情する)の欄には with、concentrate (集中する)の欄には on と必ず載っています。それを覚えておくと、
( ) に適する語句を選びなさい。
John could () with her because the same thing had happened to him once.
[ sympathize / betray / concentrate / persuade ]
この空欄補充の正解は、後の with とのつながりで、sympathize と瞬時に判断できるのです。
ちなみに、betray (~を裏切る)、persuade (~を説得する)は前置詞を必要としない動詞(=他動詞)です。
例えば、anxious (心配して)の欄には、be anxious about~ (~を心配している)と必ず載っています。それを覚えておくと、
( ) に適する語句を選びなさい。
She is anxious () being away from her family for such a long time.
[ about / on / by / below ]
この空欄補充の正解は、about と瞬時に判断できます。
正しい行動をして、努力を結果につなげましょう
英単語の知識が豊富な人、語句補充が得意な人は、日ごろからこのようにインプットしているのです。
意識して行動する努力をしている人もいれば、幼いころからの学習習慣で、当然のこととして行動している人もいます。
英単語力に自信のない人は、自分の覚え方を見直し、正確に身につけるための正しい行動をしましょう。
地道に正しい努力をすれば、力がつき、自信となり、正しい学習習慣が当然の行動となります。
力がつけば成績に反映され、正しい行動は単なる苦行でないと実感するはずです。
正しい努力はあなたを裏切りませんよ!さあ!目の前のその単語から実践してみましょう。