第3回 英単語は例文ごと覚える
第3回 英単語は例文ごと覚える
まず、目の前の1冊を覚えきりましょう
学校で購入した英単語帳は、英検2級の合格に役立てることができます。
英検2級のレベルは、高校卒業程度、大学入試レベルです(日本英語検定協会HPより)。
大学進学が目的の学科に進学した高校生は、大学入試に必要な教材をすでに高校で購入しており、英単語帳もその一つです。
ですから、大学進学を目指している高校生は、手持ちのを英単語帳を正確に身につける努力を精一杯することが、大学合格だけでなくそのまま英検2級には生かされます。
とは言え、日々の学校の英単語テストは、合格点をクリアすることで手一杯という人も多いのではないですか?
今回はそのような人でも2級合格に近づく方法を説明します。
英単語は例文ごと覚える
英単語はアルファベットの集まりです。漢字とちがって意味が分からないものは、想像しようもありません。
ひらがな、カタカナにも通じるところがありますね。
ですから、覚える時から、「例文もしくは語句のまとまり」でインプットするようにします。
例えば、via という単語。「~の媒介で、~経由で」という意味で文法問題、長文ともに頻出ですが、地味で忘れやすい単語です。
Could I send you the file via e-mail?
と繰り返し発声し、頭にたたきこみます。via e-mail、「Eメールで」と覚えてしまいましょう。
例えば、disappoint という単語。「~を失望させる」という意味ですが、日本語では「(人間が)失望する、がっかりする」の方が自然なので、使用法を間違えやすい単語です。
The exam results disappointed me.
と例文ごと発声し、丸ごと言えるようにしましょう。無生物を主語にして、「私をがっかりさせた」とするべき単語なのです。
例えば、preserve という単語。「~を保存する」という意味ですが、つづりが pre から始まる単語はたくさんあって、他の単語と間違えがちです。
preserve meat with salt
とまとまりで発声し、「塩で肉を保存する」と覚えてしまいましょう。
前後の単語とのつながりを大切に、分からない時は想像する
このように日ごろから、例文や語句のまとまりで覚えるように習慣づけると、覚えた意味を思い出すことが容易になります。
また、試験中に意味が分からない単語があっても、前後の単語とのつながりで、意味を想像できるようになります。
英単語力に自信のない人は、文章の流れや品詞を無視して、自分が見覚えのある単語だと無理やり解釈し、突拍子もない日本語訳をしがちです。
これは、日ごろから、前後の単語とのつながりを意識せずに単体で意味を覚えようとしているからです。
英単語力をつけたい人は、英単語帳に書かれた例文や語句のまとまりごと覚える。
これを地道に繰り返すと、単体で見ても瞬時に意味を言える単語が増えますよ。
preserve (~を保存する) と、predict (~を予測する) を間違える、なんてことは絶対になくなります。
さあ!明日の英単語テストの勉強から実践してみましょう。
驚くほど速く覚えられ、なかなか忘れられなくなりますよ。