岐阜県・公立高校入試 2018年度( 平成30年度 )解答・解説編

岐阜県立高校・入学試験学力検査・数学・2018年度

次の(1)~(6)の問いに答えなさい。

(1)96×2を計算しなさい。

解答・解説

解答3


96×2まず乗法から計算します
=912
=3

(2)12ab÷34bを計算しなさい。

解答・解説

解答16a


12ab÷34b
=18ab×43b 34bを逆数にしてかけます
=4a×4
=16a

(3)(32)2を計算しなさい。

解答・解説

解答526


(32)2
=(3)2232+(2)2
=326+2
=526

(4)yx に反比例し,x=4 のとき y=3 である。xy の関係を式で表しなさい。

解答・解説

解答y=12x

yx に反比例するから,比例定数を a とすると,

求める式は y=ax と表される。

この式に x=4y=3 を代入して,

3=a4

a=12

よって,y=12x

(5)下の図で,4 点 A,B,C,D は円 O の周上にあり,AC は 円 O の直径である。∠CAD =72° のとき,x の値を求めなさい。

解答・解説

解答18°

下の図のように線分 BC をかきます。

CD に対する円周角だから(図 1),

∠CBD = ∠DAC =72°

また,線分 AC は円 O の直径で,半円の弧に対する円周角だから(図 2),

∠ABC =90°

よって,x ∠ABC - ∠CBD
=9072
=18 (°)

(6)2 個のさいころを同時に投げとき,出る目の数の和が 5 の倍数になる確率を求めなさい。

解答・解説

解答736

2 個のさいころの目の出方は 6×6=36(通り)です。
そのすべての場合について,2 個のさいころの出る目の数の和を下の表に示します。

表から, 出る目の数の和が 5 になる場合は 4 通り,
出る目の数の和が 10 になる場合は 3 通りあります。

よって,求める確率は,4+336=736


ある中学校で読書週間中に,それぞれの生徒が読んだ本の冊数を調べた。右の図は,11 組の結果をヒストグラムに表したものである。ただし,11 組の生徒で読んだ本が 8 冊以上の生徒はいない。

次の (1) ~ (3) の問いに答えなさい。

図

(1)11 組の生徒の総数は何人であるかを求めなさい。

解答・解説

解答30

ヒストグラムを度数分布表にします。

求める人数は,表の度数の合計です。

2+7+3+4+5+4+3+2=30(人)

(2)11 組のそれぞれの生徒が読んだ本の冊数の中央値を求めなさい。

解答・解説

解答3

ヒストグラムを度数分布表にします。

(1) から,人数の合計は 30 人なので,
中央値は冊数の少ない方から 15 人目と 16人目の平均になります。
表の累積度数から,2 冊までが 12 人,3 冊までが 16 人なので,
少ない方から 15 人目と 16 人目はともに 3 冊の階級になります。

よって,中央値は,3+32=3(冊)です。

(3)この中学校の生徒の総数は 200 人である。この中学校の生徒で読んだ本が 3 冊以上の生徒の相対度数と 11 組の生徒で読んだ本が 3 冊上の生徒の相対度数は,同じ値であった。この中学校の生徒で読んだ本が 3 冊上の生徒は何人であるかを求めなさい。

解答・解説

解答120

ヒストグラムを度数分布表にします。

表から,11 組の生徒で 3 冊以上読んだ生徒の合計は 18 人なので,
その相対度数は,1830=0.6です。

これが,この中学校全体の 3 冊以上読んだ生徒の相対度数と等しいので,
この中学校の生徒で読んだ本が 3 冊上の生徒数は,

200×0.6=120(人)


商品 A は,1120 円で売ると 1 日あたり 240 個売れ,1 円値下げするごとに 1 日あたり 4 個多く売れるものとする。

次の (1)~(3) の問いに答えなさい。

(1)1110 円で売るとき, 1 日で売れる金額の合計はいくらになるかを求めなさい。

解答・解説

解答30800

1120 円で売ると 1 日あたり 240 個売れます。

1110 円で売るとき,値下げした金額は,120110=10(円)です。
1 円値下げするごとに 4 個多く売れるから,
10 円値下げすると,4×10=40(個)多く売れます。
つまり,1110 円では (240+40) 個売れることになります。

よって,1 日で売れる金額の合計は, 110×(240+40)=30800(円)

(2)x 円値下げするとき,1 日あたり何個売れるかを,x を使った式で表しなさい。

解答・解説

解答4x+240(個)

1 円値下げするごとに 4 個多く売れるから,
x 円値下げすると,4×x=40x(個)多く売れます。
よって,40x+240(個)売れます。

(3)1120 円で売るときよりも,1 日で売れる金額の合計を 3600 円増やすためには,1 個何円で売るとよいかを求めなさい。

解答・解説

解答90(円)

x 円値下げするとします。
その場合,(2)から売れる個数は,4x+240(個)なので,
1 日で売れる金額の合計は,

(120x)(4x+240) 円 ・・・ ①

1120 円で売るときの 1 日で売れる金額の合計は,

120×240(円)… ②

値下げしたときの合計金額 - 1120 円で売ったときの合計金額 = 3600

となればよいので,①,②から,

(120x)(4x+240)120×240=3600
x260x+900=0
(x30)2=0
x=30

よって,30 円値下げすればよいことが分かります。
したがって,12030=90(円)で売るとよい。


《 方程式の計算例 》

(120x)(4x+240)120×240=3600
(x120)×4(x+60)120×240=3600
41(x120)(x+60)120+30×240=3600900両辺を 4 で割る
(x120)(x+60)+7200=900
x260x7200+7200+900=0
x260x+900=0


学校から公園までの 1400 m の真っ直ぐな道を通り,学校と公園を走って往復する時間を計ることにした。A さんは学校を出発してから 8 分後に公園に到着し,公園に到着後は速さを変えて走って戻ったところ,学校を出発してから 22 分後に学校に到着した。ただし,A さんの走る速さは,公園に到着する前と後でそれぞれ一定であった。

次の (1),(2) の問いに答えなさい。

(1)A さんが学校を出発してから x 分後の,学校から A さんまでの距離を y m とすると,xy との関係は下の表のようになった。

(ア)表中の に当てはまる数を求めなさい。

解答・解説

解答 350 1200

問題文より,A さんの走る速さは,公園に到着する前と後でそれぞれ一定です。

〔1〕学校を出発してから公園に到着するまで (0x8)

公園に到着するまでの 8 分間で 1400 m 走ったので,
その時 (0x8) の速さは,

1400÷8=175 (m/分)1 分ごとに 175 m ずつ学校から離れる

よって,x=2(出発して 2 分後)のとき

y=175×2=350 (m)350

〔2〕公園を出発してから学校に到着するまで (8x22)

公園から学校に戻るまでの 14 分間に 1400 m 走ったので,
そのとき (8x22) の速さは,

1400÷14=100 (m/分)1 分ごとに 100 m ずつ学校に近づく

x=10 である時は,公園を出発して 2 分後のことなので,
その 2 分間に走った距離は 100×2=200 (m)
よって,

=1400200=1200 (m)1200

(イ)xy との関係を表すグラフを書きなさい。(0x22)

解答・解説

解答

問題文より,A さんの走る速さは,公園に到着する前と後でそれぞれ一定なので,
0x8 の範囲も,8x22 の範囲もグラフは直線( 1 次関数のグラフ)です。

表から,
0x8 の範囲では,座標 (00)(81400) を結んだ線分
8x22 の範囲では,座標 (81400)(220) を結んだ線分
になります。

(ウ)x の変域を 8x22 とするとき,xy との関係を式で表しなさい。。

解答・解説

解答y=100x+2200

問題文より,A さんの走る速さは,公園に到着する前と後でそれぞれ一定なので,
0x8 の範囲も,8x22 の範囲も,yx の 1 次関数です。

求める式を y=ax+bab は定数 )とおくと,

上の表の 8x22 の範囲について,

a=01400228=100

よって,求める式は y=100x+b となり,

さらに,y=100x+bx=22y=0 を代入して,

0=100×22+b
0=2200+b
b=2200

したがって,8x22 の範囲では,

y=100x+2200

(2)B さんは A さんが学校を出発してから 2 分後に学校を出発し,A さんと同じ道を通って公園まで行き,学校に戻った。このとき,B さんは学校を出発してから 8 分後に,公園から戻ってきた A さんとすれ違った。B さんは A さんとすれ違った後,すれ違う前より 1 分あたり 10 m 速く走り,A さんに追いついた。ただし,B さんの走る速さは,A さんとすれ違う前と後でそれぞれ一定であった。

(ア)A さんとすれ違った後の B さんの走る速さは,分速何 m であるかを求めなさい。

解答・解説

解答分速 160 m

まず,A さんとすれ違うまでの B さんの速さを求めます。

B さんは A さんが学校を出発した 2 分後に学校を出発し,
その 8 分後に A さんとすれ違ったので,
B さんとすれ違うまでに A さんが走った時間は,

2+8=10(分間)

A さんが学校を出発してから 10 分後の場所を求めます。
(1) の (ウ) から,

y=100×10+2200
=1200 (m)

よって,B さんが A さんとすれ違った場所は,学校から 1200 m 離れたところです。
つまり,B さんは A さんとすれ違うまでの 8 分間で 1200 m 走ったことになります。
その速さは,

1200÷8=150 (m/分)

B さんは A さんとすれ違った後,それまでより毎分 10 m 速く走ったので,
A さんとすれ違った後の B さんの速さは,

150+10=160 (m/分)

(イ)B さんが A さんに追いついたのは,A さんが学校を出発してから何分何秒後であるかを求めなさい。

解答・解説

解答1640 秒後

※ A さん → A,B さん → B と表します。

(2)の(ア)から,
B が A とすれ違ったのは 学校から 1200 m 離れた場所です。
学校から公園までの距離は 1400 m なので,
2 人がすれ違った場所から公園までの距離は,
14001200=200 (m) です。

B はその 200 m を分速 160 m で走ったので,
B が A とすれ違ってから公園に着くまでの時間は,

200÷160=54(分間)

よって,B が公園に着いたのは,

B が学校を出発してから 8+54=374(分後)で,
A が学校を出発してから 374+2=454(分後)です。

さらに,B は公園から学校までの 1400 m を分速 160 m で走ったので,
その時の時間は,

1400÷160=354(分間)

つまり B が学校に戻ったのは,A が学校を出発してから

454+354=20(分後)

このことから, A が学校を出発してから x 分後の,学校から B までの距離を y m とし,
xy との関係を表とグラフ(青線)に表すと下のようになります。

グラフの点 P の座標が (101200),点 Q の座標が (4541400),で,
B が A に追いつく時間と場所は 点 R の座標から求めることができます。

454x20 の範囲の B のグラフの式を求めます。

求める式を y=ax+bab は定数 )とおくと,

上の表の 454x20 の範囲について,

a=0140020454=1400÷354=160

よって,求める式は y=160x+b となり,
さらに,この式に x=20y=0 を代入して,

0=160×20+b
0=3200+b
b=3200

したがって,454x20 の範囲では,

y=160x+3200

また (1) の (ウ) から,454x20 の範囲の A のグラフの式は,

y=100x+2200

グラフの点 R の座標は,下の連立方程式を解くことで求められます。

{y=160x+3200y=100x+2200

160x+3200=100x+2200

x=503

503=1623=164023=60×23(秒)=40

B が A に追いついたのは,A が学校を出発してから 1640 秒後です。


方程式による解

2 人がすれ違ってから,B が A に追いつくまでの間を考えます。

(2) の (ア) から,2 人がすれ違ったとき,
A は公園から学校に向かって走り,公園から 200 m の場所を通過し,
B は学校から公園に向かって走り,公園まで 200 m の場所を通過しています。
よって,その時の 2 人の間の距離は 200×2=400 (m) です。

2 人がすれ違ってから,B が A に追いつくまでに t 分かかったとすると,
その t 分間に B は A より 400 m 長い距離を走り,A に追いついたことになります。

t 分間に B が走った距離 = t 分間に A が走った距離 + 400 m

(1) の (ア) および (2) の (ア) から,
そのときの A の速さは毎分 100 m,B の速さは 毎分 160 m です。

160t=100t+400
t=203(分)

2 人がすれ違ったのは,A が学校を出発して 10 分後だから,
B が A に追いついたのは,A が学校を出発してから

10+203=1623 (分) = 1640


下の図で,△BDC と △ACE はともに正三角形である。また,線分 AD と BE との交点を F,AD と BC との交点を G とする。

次の (1),(2) の問いに答えなさい。

(1)△ADC ≡ △EBC であることを証明しなさい。

解答

〈仮定〉△BDC と △ACE はともに正三角形
〈結論〉△ADC ≡ △EBC

〈証明〉

△ADC と △EBC で,

仮定から,DC = BC・・・・・・①

仮定から,CA = CE・・・・・・②

仮定から,∠BCD = ∠ECA = 60°・・・・・・③

また,∠ACD = ∠ACB + ∠BCD・・・・・・④
∠ECB = ∠ACB + ∠ECA・・・・・・⑤

③,④,⑤から,∠ACD = ∠ECB・・・・・・⑥

①,②,⑥から,2 組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので,
△ADC ≡ △EBC

(2)AB =4 cm,AC =4 cm,BC =6 cm のとき,

(ア)DG の長さを求めなさい。

解答・解説

解答33 cm

仮定から,△BDG は 1 辺が 6 cm の正三角形であり,
△ABD ≡ △ACD(証明は下)だから,

∠BDG = ∠CDG =60°×12=30°

二等辺三角形の頂角(∠BDC)の二等分線(DG)は底辺(BC)を垂直に二等分するから,
∠DGB =90°
よって,△BDG は
BD:DG =23
となる直角三角形である。
BD=6 cm だから,

6:DG =23
DG =33

〔 次の(イ)で使う AD の長さを求めておきます 〕

さらに,

BG =6×12=3 (cm),∠AGB =90°

であり,△ABG について三平方の定理から,

AG =AB2BG2=4232=7 (cm)

よって,AD = DG + AG =33+7 (cm)


△ABD ≡ △ACD の証明

〈仮定〉△BDCは正三角形,AB = AC
〈結論〉△ABD ≡ △ACD

〈証明〉

△ABD と △ACD で,
仮定から,AB = AC・・・・・・①
仮定から,AB = AC・・・・・・②
共通な辺だから,AD = AD・・・・・・③
①,②,③から,3 組の辺がそれぞれ等しいので,
△ABD ≡ △ACD

(イ)EF の長さを求めなさい。

解答・解説

解答3+7 cm

(1) から,△ADC ≡ △EBC だから,
∠ADC = ∠EBC
(2) の (ア) から,
∠ADC =30°
よって,
∠EBC = ∠FBG =30°
さらに,BG =3 cm,∠AGB =90° だから,
△FBG は右図のような直角三角形になります。

BF:BG =23
BF:3=23
BF =23 ……①

(1) から,△ADC ≡ △EBC だから,
AD = EB
(2) の (ア) から,
AD =33+7 (cm)
よって,
EB =33+7 (cm) ・・・・・・②

①,②から,
EF = EB BF
=(33+7)23
=3+7 (cm)


右の表 1 は,かけ算の九九を表にしたものである。太郎さんは,表 1 の太枠の中に書かれた 81 個の数字の合計を工夫して求めようとした。

次の (1),(2) の問いに答えなさい。

(1)太郎さんは,表 1 の太枠の中から一部を取り出し,44 列の表 2 を作った。さらに,表 2 をもとに次のように表 3,表 4,表 5 をそれぞれ作り,表 2 に書かれた 16 個の数字の合計を考えた。

九九の表

表 3 は,表 2 の数字を左右対称に並べ替えたもの。
表 4 は,表 2 の数字を上下対称に並べ替えたもの。
表 5 は,表 2 の数字を左右対称に並べ替え,さらに上下対称に並べ替えたもの。

次の文章は,太郎さんの考えをまとめたものである。ア,イ,オ,カ には数を,ウ には b を使った式を,エ には a を使った式を,それぞれあてはまるように書きなさい。

表 2,表 3,表 4,表 5 について,各表の上から 3 段目,左から 2 列目に書かれた数字は,順に,646 であり,合計は となる。同様に,他の位置に書かれた数字について,各表の上から a 段目,左から b 段目に書かれた数字を ab を使って表すと,順に,aba( ),( )b,( )( ) であり,合計すると となる。
したがって,表 2 に書かれた 16 個の数字の合計は ×16で計算できる。

解答・解説

解答9  25  5b  5a  25  4

表 3 は,表 2 の数字を左右対称に並び替えたものだから,
表 3 の 3 段目は,表 2 の 3 段目を左右対称に並び替えして,
12963
となります。9

各表の上から 3 段目,左から 2 列目に書かれた数字の和は,
6+9+4+6=2525

他の位置に書かれた数字について,
各表の上から a 段目,左から b 列目に書かれた数字を考えます。

表 2 では,
段数とかけられる数,列数とかける数がそれぞれ同じです。
よって,上から a 段目,左から b 列目に書かれた数字は
a × bab

表 3 では,
段数とかけられる数は同じだから,a 段のかけられる数は a です。
列数とかける数は左右対称になっており,
列数 + かける数 =5
かける数 =5 列数
になっています。
よって,b 列のかける数は 5b です。
したがって,上から a 段目,左から b 列目に書かれた数字は
a×(5b)=a(5b)5b

表 4 では,
段数とかけられる数が上下対称となっており,
段数 + かけられる数 =5
かけられる数 =5 段数
になっています。
よって,a 段のかけられる数は 5a です。
列数とかける数は同じだから,b 列のかける数は b です。
したがって,上から a 段目,左から b 列目に書かれた数字は
(5a)×b=(5a)b5a

表 5 では,
段数とかけられる数が上下対称となっており,
列数とかける数は左右対称になっています。
よって,
a 段のかけられる数は 5a
b 列のかける数は 5b
です。
したがって,上から a 段目,左から b 列目に書かれた数字は
(5a)×(5b)=(5a)(5b)

以上から,各表の上から a 段目,左から b 段目に書かれた数字の合計は,
ab+a(5b)+(5a)b+(5a)(5b)
=ab+(5aab)+(5bab)+(255b5a+ab)
=2525

4 つの表のすべての場所の数字についても,その合計は 25 になります。
よって,4 つの表すべての数の合計は,25×16 になり,
表 2 だけの数字の合計は,その 14です。

表 2 に書かれた 16 個の数字の合計は,25×164=1004

(2)表 1 の太枠の中に書かれた 81 個の数字の合計を求めなさい。

解答・解説

解答2025

表 1 についても (1) と同じように表をあと 3 つ作ったとします。

(1) と同様に考えると,4 つの表の上から a 段目,左から b 列目の数字はそれぞれ,
ab, a(10b), (10a)b, (10a)(10b)
になります。

よって,それらの合計は,
ab+a(10b)+(10a)b+(10a)(10b)
=ab+(10aab)+(10bab)+(10010b10a+ab)
=100

4 つの表のすべての場所の数字についても,その合計は 100 になります。
よって,4 つの表すべての数の合計は,100×81 になり,
表 1 に書かれた 81 個の数字の合計は,100×814 =2025