岐阜県・公立高校入試 2018年度( 平成30年度 )解答・解説編
岐阜県立高校・入学試験学力検査・数学・2018年度
1次の(1)~(6)の問いに答えなさい。
(1)
解答・解説
解答
(2)
解答・解説
解答
(3)
解答・解説
解答
(4)
解答・解説
解答
求める式は
この式に
よって,
(5)下の図で,

解答・解説
解答
下の図のように線分 BC をかきます。

∠CBD
また,線分 AC は円 O の直径で,半円の弧に対する円周角だから(図 2),
∠ABC
よって,
(6)
解答・解説
解答
そのすべての場合について,

表から, 出る目の数の和が
出る目の数の和が
よって,求める確率は,
2ある中学校で読書週間中に,それぞれの生徒が読んだ本の冊数を調べた。右の図は,
次の (1) ~ (3) の問いに答えなさい。

(1)
解答・解説
解答
ヒストグラムを度数分布表にします。

求める人数は,表の度数の合計です。
(2)
解答・解説
解答
ヒストグラムを度数分布表にします。

(1) から,人数の合計は
中央値は冊数の少ない方から
表の累積度数から,
少ない方から
よって,中央値は,
(3)この中学校の生徒の総数は
解答・解説
解答
ヒストグラムを度数分布表にします。

表から,
その相対度数は,
これが,この中学校全体の
この中学校の生徒で読んだ本が
3商品 A は,
次の (1)~(3) の問いに答えなさい。
(1)
解答・解説
解答
つまり,
よって,
(2)
解答・解説
解答
よって,
(3)
解答・解説
解答
その場合,(2)から売れる個数は,
値下げしたときの合計金額 -
となればよいので,①,②から,
よって,
したがって,
《 方程式の計算例 》
4学校から公園までの
次の (1),(2) の問いに答えなさい。
(1)A さんが学校を出発してから

(ア)表中の ア,イ に当てはまる数を求めなさい。
解答・解説
解答ア
問題文より,A さんの走る速さは,公園に到着する前と後でそれぞれ一定です。
〔1〕学校を出発してから公園に到着するまで
公園に到着するまでの
その時
よって,
〔2〕公園を出発してから学校に到着するまで
公園から学校に戻るまでの
そのとき
その
よって,
イ
(イ)
解答・解説
解答

問題文より,A さんの走る速さは,公園に到着する前と後でそれぞれ一定なので,
表から,
になります。
(ウ)
解答・解説
解答
問題文より,A さんの走る速さは,公園に到着する前と後でそれぞれ一定なので,
求める式を

上の表の
よって,求める式は

さらに,
したがって,
(2)B さんは A さんが学校を出発してから
(ア)A さんとすれ違った後の B さんの走る速さは,分速何 m であるかを求めなさい。
解答・解説
解答分速 160 m
まず,A さんとすれ違うまでの B さんの速さを求めます。
B さんは A さんが学校を出発した
その
B さんとすれ違うまでに A さんが走った時間は,
A さんが学校を出発してから
(1) の (ウ) から,
よって,B さんが A さんとすれ違った場所は,学校から
つまり,B さんは A さんとすれ違うまでの
その速さは,
B さんは A さんとすれ違った後,それまでより毎分
A さんとすれ違った後の B さんの速さは,
(イ)B さんが A さんに追いついたのは,A さんが学校を出発してから何分何秒後であるかを求めなさい。
解答・解説
解答
※ A さん → A,B さん → B と表します。
(2)の(ア)から,
B が A とすれ違ったのは 学校から
学校から公園までの距離は
B はその
B が A とすれ違ってから公園に着くまでの時間は,
よって,B が公園に着いたのは,
B が学校を出発してから
A が学校を出発してから
さらに,B は公園から学校までの
その時の時間は,
つまり B が学校に戻ったのは,A が学校を出発してから
このことから, A が学校を出発してから


グラフの点 P の座標が
B が A に追いつく時間と場所は 点 R の座標から求めることができます。
求める式を
上の表の
よって,求める式は
さらに,この式に
したがって,
また (1) の (ウ) から,
グラフの点 R の座標は,下の連立方程式を解くことで求められます。
B が A に追いついたのは,A が学校を出発してから
方程式による解
(2) の (ア) から,
A は公園から学校に向かって走り,公園から
B は学校から公園に向かって走り,公園まで
よって,その時の
その
(1) の (ア) および (2) の (ア) から,
そのときの A の速さは毎分
B が A に追いついたのは,A が学校を出発してから
5下の図で,△BDC と △ACE はともに正三角形である。また,線分 AD と BE との交点を F,AD と BC との交点を G とする。

次の (1),(2) の問いに答えなさい。
(1)△ADC ≡ △EBC であることを証明しなさい。
解答
〈仮定〉△BDC と △ACE はともに正三角形
〈結論〉△ADC ≡ △EBC
〈証明〉
△ADC と △EBC で,
仮定から,DC = BC・・・・・・①
仮定から,CA = CE・・・・・・②
仮定から,∠BCD = ∠ECA = 60°・・・・・・③
また,∠ACD = ∠ACB + ∠BCD・・・・・・④
∠ECB = ∠ACB + ∠ECA・・・・・・⑤
③,④,⑤から,∠ACD = ∠ECB・・・・・・⑥
①,②,⑥から,2 組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので,
△ADC ≡ △EBC

(2)AB
(ア)DG の長さを求めなさい。
解答・解説
解答
仮定から,△BDG は
△ABD ≡ △ACD(証明は下)だから,
∠BDG
二等辺三角形の頂角(∠BDC)の二等分線(DG)は底辺(BC)を垂直に二等分するから,
∠DGB
よって,△BDG は
BD:DG
となる直角三角形である。
BD
DG
〔 次の(イ)で使う AD の長さを求めておきます 〕
さらに,
BG
であり,△ABG について三平方の定理から,
AG
よって,AD

△ABD ≡ △ACD の証明
〈仮定〉△BDCは正三角形,AB = AC
〈結論〉△ABD ≡ △ACD
〈証明〉
△ABD と △ACD で,
仮定から,AB = AC・・・・・・①
仮定から,AB = AC・・・・・・②
共通な辺だから,AD = AD・・・・・・③
①,②,③から,3 組の辺がそれぞれ等しいので,
△ABD ≡ △ACD

(イ)EF の長さを求めなさい。
解答・解説
解答
(1) から,△ADC ≡ △EBC だから,
∠ADC
(2) の (ア) から,
∠ADC
よって,
∠EBC
さらに,BG
△FBG は右図のような直角三角形になります。
BF:BG
BF:
BF
(1) から,△ADC ≡ △EBC だから,
AD
(2) の (ア) から,
AD
よって,
EB
①,②から,
EF

6右の表 1 は,かけ算の九九を表にしたものである。太郎さんは,表 1 の太枠の中に書かれた
次の (1),(2) の問いに答えなさい。
(1)太郎さんは,表 1 の太枠の中から一部を取り出し,

表 3 は,表 2 の数字を左右対称に並べ替えたもの。
表 4 は,表 2 の数字を上下対称に並べ替えたもの。
表 5 は,表 2 の数字を左右対称に並べ替え,さらに上下対称に並べ替えたもの。

次の文章は,太郎さんの考えをまとめたものである。ア,イ,オ,カ には数を,ウ には
表 2,表 3,表 4,表 5 について,各表の上から
したがって,表 2 に書かれた
解答・解説
解答ア
表 3 は,表 2 の数字を左右対称に並び替えたものだから,
表 3 の
となります。ア
各表の上から
他の位置に書かれた数字について,
各表の上から

表 2 では,
段数とかけられる数,列数とかける数がそれぞれ同じです。
よって,上から

表 3 では,
段数とかけられる数は同じだから,
列数とかける数は左右対称になっており,
列数 + かける数
かける数
になっています。
よって,
したがって,上から

表 4 では,
段数とかけられる数が上下対称となっており,
段数 + かけられる数
かけられる数
になっています。
よって,
列数とかける数は同じだから,
したがって,上から

表 5 では,
段数とかけられる数が上下対称となっており,
列数とかける数は左右対称になっています。
よって,
です。
したがって,上から
以上から,各表の上から
よって,
表 2 だけの数字の合計は,その
表 2 に書かれた
(2)表 1 の太枠の中に書かれた
解答・解説
解答
表 1 についても (1) と同じように表をあと
(1) と同様に考えると,
になります。
よって,それらの合計は,
よって,
表 1 に書かれた