必ず中学英語の成績が上がる教室《 be動詞と一般動詞:ステップ2 》

Lesson 1《 be動詞と一般動詞 》

ステップ2『be動詞の使い方を覚える』

ここでは、be動詞をどういう文で使うのかを覚えるよ。

そもそも英語の文で出てくる動詞には、be動詞と一般動詞の2種類があるよ。
このことはきっと皆さんも学校で習っているね。

でも、ライ君のように、英語に自信が無くなってきている人は、この2種類が区別できていないことが多いよ。

だから、ここで、be動詞をどういう文で使うのかを覚えよう。

そうすると、自分が書きたい文がbe動詞の文なのか、一般動詞の文なのかを正しく判断できるようになるよ。

ライ君

be動詞をどういう文で使うのか、かあ。
考えたことなかったなあ。
確かに、()をうめる問題で、isare を書くのか、do
does を書くのか迷う時があるんだよなあ。

あこ先生

迷うってことに気づけているのがいいね。
次からは迷わないように、ルールをしっかり覚えて、自信をつけちゃえばいいんだよ。
ライ君、がんばれ!

ではまず、こちらの文を見てみよう。すべてbe動詞の文だよ。

I am Yamada Kyoko. 
Emi is a math teacher.

I am busy.
Emi is kind.

I am in Kobe.
Emi is by the door.

これらは、実は3つのタイプに分かれているよ。日本語を見ながら、どのように分かれているか考えてみよう。

タイプ A

I am Yamada Kyoko. (わたしは山田きょうこです。)

Emi is a math teacher. (エミは数学の先生です。)

タイプ B

I am busy. (わたしはいそがしい。)

Emi is kind. (エミは親切です。)

タイプ C

I am in Kobe. (わたしは神戸にいます。)

Emi is by the door. (エミはドアのそばにいます。)

分かった人はいるかな?では説明していくよ。

これらの文は、be動詞の後の部分で、タイプが分かれているんだよ。

タイプ A

I am Yamada Kyoko. (わたしは山田きょうこです。)

Emi is a math teacher. (エミは数学の先生です。)

タイプ A は、be動詞の後の部分が、名詞だよ。

名詞とは「人やものを表す単語」のことだよ。

「山田きょうこ」や「数学の先生」は人を表しているから名詞だね。

他に教科書でよく出てくる名詞には、friend, classmate, player, pencil, notebook などがあるね。

これらが書ければタイプ A の文が書けるよ。

タイプ A は、be動詞の意味が「~です」になるよ。

タイプ B

I am busy. (わたしはいそがしい。)

Emi is kind. (エミは親切です。)

タイプBは、be動詞の後の部分が、形容詞だよ。

形容詞とは「様子を表す単語」のことだよ。

busy「いそがしい」や kind「親切です」は様子を表しているから、busykind は形容詞だよ。

他に教科書でよく出てくる形容詞には、happy, favorite, tired, popularなどがあるね。

これらが書ければタイプB の文が書けるよ。

タイプBは、be動詞の意味が「~です」になるけれど、日本語のつながりがおかしくなる場合は訳さなくていいよ。

タイプ C

I am in Kobe. (わたしは神戸にいます。)

Emi is by the door. (エミはドアのそばにいます。)

タイプCは、be動詞の後の部分が、場所を表す語句(単語の集まり)だよ。

in Kobe は「神戸に」という意味、by the door は「ドアのそばに」という意味だよ。

他に教科書でよく出てくる場所を表す語句には、at home, on the desk, near the park などがあるね。

タイプC では、be動詞の意味が、「~います」になるよ。物だったら「~あります」になるよ。

ライ君

うわー!ホントだ!
最初に見た時は、全然気づかなかったけど、今ははっきり分かるよ!
そっか、同じbe動詞を使っていても、その後の部分はタイプが分かれているんだね。

あこ先生

そうなんだよ。
これを覚えると正しい英語の文を書けるようになるからね。
ライ君は3つのタイプの違いが分かったみたいだね。
皆さんはどうかな?

もう一度整理すると、be動詞を使う文は、3つのタイプに分かれるよ。

区別するのはbe動詞の後の部分だよ。

be動詞を使う文

タイプAbe動詞 (~です) + 名詞

タイプBbe動詞 (~です) + 形容詞

タイプCbe動詞 (~います、あります) + 場所を表す語句

be動詞を使う文は、3つのタイプしかないから、自分が書きたい文がこれに当てはまっているかを確かめればいいよ。

名詞、形容詞、場所を表す語句はそれぞれたくさんあるから、たくさん覚えている人ほど、いろいろな文が書けるようになるよ。
もっとたくさんの単語を覚えてみたいと思った人は、参考書で調べてみよう。

ライ君

そっかー。
ぼくは今まで、be動詞の後なんか見てなかったなー。先頭の単語ばっかり見てたよ。
I の続きはたぶん am かなー、とか、He の続きは is かなー、とか。
be動詞の前じゃなくて、be動詞の後が大切なんだね。

あこ先生

そうなの!
be動詞を使うかどうかを判断するには、後に続く部分を覚えておくことが必要なの。
ライ君、じゃあ、最初に先生が出した例題をもう一度考えてみようか。

《 例 題 》

次の1と2は、() の中に英単語を1つ書こう。3~5は英語の文を書こう。

1.このレストランは人気がありますか。

() this restaurant popular?

2.わたしは疲れていません。

I () () tired.

3.わたしたちは岡山にいます。

0

4.わたしたちは朝食に米を食べます。

0

5.わたしの兄は名古屋に住んでいます。

0

あこ先生

さあ、ライ君、答えをどうぞ!

1.このレストランは人気がありますか。

() this restaurant popular?

ライ君

えっとね。popular は…形容詞なのかな?
ってことはタイプBbe動詞を使う文で、
主語の this restaurant が単数だから is を使う。
あ、そして、疑問文だから is を先頭にするので、
答えは Is かな。

あこ先生

正解。popularは「人気がある」という形容詞だよ。

2.わたしは疲れていません。

I () () tired.

ライ君

えーっと。
tired は…なんだろう。これも形容詞かな?
だったらタイプBbe動詞の文で、主語は I だから am を使う。
そして、否定文だから答えは、am not かな。

あこ先生

正解だよ。
tired は「疲れている」という形容詞だからこれもbe動詞を使うよ。

3.わたしたちは岡山にいます。

0

ライ君

あっ!「~います」って書いてある!
ってことはタイプCだから、be動詞を使えばいいんだね。
じゃあ、主語が Webe動詞は are だから…、We are と書いて、「岡山に」は in Okayama だから、
We are in Okayama. かな?

あこ先生

そうだよ、正解!よくできたね。

4.わたしたちは朝食に米を食べます。

0

ライ君

これは…あれ?
「食べる」は haveeat だからなあ。
あこ先生、これってbe動詞を使わないよね?

あこ先生

そうだね。
これはbe動詞を使わない文だってことが判断できたね。
ちなみにこれは一般動詞 haveeat を使うよ。
次のステップで説明するよ。

5.わたしの兄は名古屋に住んでいます。

0

ライ君

あれ?
これもbe動詞を使わないよね。
だって「住んでいます」は live だもん。

あこ先生

そうだよ!
ちゃんと判断できたね。
これも一般動詞の文だね。

ライ君は、be動詞をどういう文で使うのかが判断できるようになったみたい。

皆さんも、

be動詞を使う文

タイプAbe動詞 (~です) + 名詞

タイプBbe動詞 (~です) + 形容詞

タイプCbe動詞 (~います、あります) + 場所を表す語句

を覚えて、自分が書きたい文にこれを当てはめてみよう。

そうすれば、当てはまる時はbe動詞の文、当てはまらない時は一般動詞の文、と正しく判断できるようになるよ。

さあ、そうすると今度は、一般動詞の文の勉強が必要だね。次に進んでみよう。