岐阜県・公立高校入試 2024年度( 令和6年度 )問題編

岐阜県立高校・入学試験学力検査・数学・2024年度

次の(1)~(6)の問いに答えなさい。

(1)$8+(\,-4\,)\div 2\;\;$を計算しなさい。

(2)$3x+y-2(\,x-3y\,)\;\;$を計算しなさい。

(3)$\sqrt{\,3\,}+\dfrac{9}{\,\sqrt{\,3\,}\,}\;\;$を計算しなさい。

(4)$y$ が $x$ に反比例し,$x=-6$ のとき $y=10$ である。$x=-3$ のときの $y$ の値を求めなさい。

(5)ある店で,$8$ 月の $31$ 日間,毎日ケーキとプリンが売られていた。下の図は,ケーキとプリンが $8$ 月の各日に売れた個数について,それぞれのデータの分布の様子を箱ひげ図に表したものである。
この図から読み取れることとして正しいものをを, から全て選び,符号で書きなさい。

ケーキとプリンでは,最大値が同じである。

ケーキとプリンでは,中央値が同じである。

ケーキとプリンでは,プリンの方が四分位範囲は大きい。

ケーキとプリンでは,ケーキのほうが $19$ 個以上売れた日は多い。

(6)下の図は,$2$ つの半径 OA,OB と 弧 AB で囲まれたおうぎ形と,長方形 OBCD を組み合わせた図形である。この図形を,直線 AD を軸として $1$ 回転させてできる立体の体積を求めなさい。


あるパーティー会場にテーブルが何台かある。これらをすべて使い,パーティーの全ての参加者をテーブルごとに分けて座らせたい。いま,参加者をテーブルごとに $6$ 人ずつ分けると,テーブルが不足し,8 人が座れない。

次の (1) ,(2) の問いに答えなさい。

(1)パーティー会場にあるテーブルの台数を $x$ 台とするとき,参加者の人数を $x$ を使った式で表しなさい。

(2)参加者をテーブルごとに $7$ 人ずつ分けると,テーブルは $2$ 台余るが,全ての参加者が $7$ 人ずつ座れる。

(ア)パーティー会場にあるテーブルは全部で何台かを求めなさい。

(イ)パーティー会場にあるテーブルを全て使い,全ての参加者をテーブルごとに $6$ 人か $7$ 人のどちらかに分けるとすると,$6$ 人のテーブルは全部で何台になるかを求めなさい。


下の図のような正三角形 ABC があり,点 P は頂点 A の位置にある。また,$0$ から $4$ までの数字が $1$ つずつ書かれた $5$ 枚のカード$0$$1$$2$$3$$4$ が,袋の中に入っている。

次の操作を $2$ 回行う。

$\;$【操作】

袋からカードを $1$ 枚取り出し,そのカードに書かれた数字の数だけ,P を正三角形の頂点から頂点へ左回りに移動させる。P を移動させた後,取り出したカードを袋に戻す。

例えば,$1$ 回目に $2$ のカードを,$2$ 回目に $0$ のカードを取り出したとき,$1$ 回目の操作後に P は頂点 C にあり,$2$ 回目の操作後も P は頂点 C にある。

次の (1) ~ (3) の問いに答えなさい。

(1)$1$ 回目の操作後に P が頂点 A にある確率を求めなさい。

(2)$1$ 回目の操作後に P が頂点 A にあり,$2$ 回目の操作後も P が頂点 A にある確率を求めなさい。

(3)$2$ 回目の操作後に P が頂点 A にある確率を求めなさい。


下の図 1 のように,P 駅があり,P 駅から東に向かうまっすぐな線路がある。また,P 駅には車両全体の長さが $160\;\rm m$ の電車が停車しており,図 2 のように,電車の先頭部分は地点 A にある。電車は P 駅を出発してから $20$ 秒間は次第に速さを増していき,その後は P 駅を出発してから $40$ 秒後まで一定の速さで走行する。電車が P 駅を出発してから $x$ 秒後の地点 A から電車の先頭部分までの距離を $y\;\rm m$ とすると,$x$ と$y$ の関係は下の表のようになり,$0≦x≦20$ の範囲では $x$ と $y$ の関係は $y=ax^2$ で表されるという。

次の (1) ~ (5) の問いに答えなさい。

(1)$a$ の値を求めなさい。

(2)表中の にあてはまる数を求めなさい。

(3)$x$ の変域を $20≦x≦40$ とするとき,$y$ を $x$ の式で表しなさい。

(4)$x$ と $y$ の関係を表すグラフをかきなさい。$(\,0≦x≦40\,)$

(5)線路と平行な道路がある。太郎さんは,はじめ,道路上で,電車の先頭部分と並ぶ位置にいた。電車が P 駅を出発すると同時に太郎さんも走り始め,この道路を東に向かって一定の速さで走った。太郎さんは,走り始めた直後は電車より前方を走っていたが,走り始めてから $10$ 秒後に電車の先頭部分に追いつかれた。その後,太郎さんの横を電車が通り過ぎていき,やがて太郎さんは電車に完全に追い越された。太郎さんが電車に完全に追い越されたのは,電車が P 駅を出発してから何秒後であったかを求めなさい。


下の図で, 四角形 ABCD は平行四辺形であり,∠BAD の二等分線と辺 CD,辺 BC を延長した直線との交点をそれぞれ E,F とする。また,点 G は線分 AF 上の点で,∠ABG=∠CBE である。

次の (1),(2) の問いに答えなさい。

(1)△ ABG ≡ △ FBE であることを証明しなさい。

(2)AB $=5\;\rm cm$,BC $=4\;\rm cm$ のとき,

(ア)AE の長さは,EF の長さの何倍であるかを求めなさい。

(イ)平行四辺形 ABCD の面積は,△ BEG の面積の何倍であるかを求めなさい。


下の図のように,平面上に座標軸,原点 O,点 A $(\,10,\;\;0\,)$ がある。この平面上に,$x$ 座標が $1$ 以上 $10$ 以下の整数で。$y$ 座標が $1$ 以上 $8$ 以下の整数である点 P をとり,O と A,A と P,P と O をそれぞれ結び,△ OAP をつくる。

次の (1) ~ (3) の問いに答えなさい。

(1)P のとり方は,全部で何通りあるかを求めなさい。

(2)次の文章は,△ OAP が直角三角形となる P のとり方について,花子さんが考えたことをまとめたものである。 にそれぞれ当てはまる数を書きなさい。

△ OAP の内角のうち,直角となるものに着目して,次の $3$ つの場合に分けて考える。

① ∠ OAP$=90°$ となる P のとり方は,全部で 通りある。

② ∠ AOP$=90°$ となる P のとり方は,ない。

③ ∠ OPA$=90°$ となる P のとり方は,点 $(\,5,\;\;$ $\,)$,点 $(\,1,\;\;$ $\,)$ など,全部で 通りある。

(3)△ OAP の内角が全て鋭角となる P のとり方は,全部で何通りあるかを求めなさい。